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双極性障害を持つ大学生の日々

薬について

 私は現在、双極性障害の治療で薬を飲んでいる。エビリファイ錠6mgロフラゼプ酸エチル錠1mgを就寝前に各1錠、ラミクタール錠25mgを朝食後に1錠である。

 昨日、一昨日と外泊だったにも関わらず薬を携帯するのを忘れてしまった。そのせいか、今朝から精神状態が不安定になっている。具体的に述べると、大学へ行きたくなくなってしまったのだ。パートナーが一生懸命私を大学へ行かせようとしてくれたのに、私はぽろぽろと泣いてしまった。その後、パートナーは優しく「休みな」と言ってくれて、マッサージをしてくれた。パートナーには感謝してもしきれない。その後、何とか自宅に戻り、薬を飲んだ。まだだるいので、今は無理のない範囲で記録を取っている次第である。

 2日間薬を飲まなかっただけで、こんなにもはっきりと精神状態が不安定になるものなのだろうか。単なる気分ではなく双極性障害の症状として気分が重いというのは、自宅にいる時であればベッドから起き上がれない、またはカーテンを開けたくないという強い気持ちで気づくことが多い。外出中であれば、頭の中で激しく物を壊していたり叩きつけていたり、何の感情もなく「死にたい」という言葉だけが浮かんできたりすることで気づく。人と話しているときであれば、無表情で涙を流すことで気づく。今回は全部当てはまった。

 それから、それぞれの薬について自分なりに調べてみた。個人の覚え書きなので、あくまで詳細はご自身で確認して頂きたい。

 

 <エビリファイ錠6mg>

 エビリファイは最初に処方された。感情の高まりを抑え、緊張やストレスを和らげる薬である。また、憂鬱な気分を改善する作用もある。一般名はアリピプラゾール、非定型抗精神病薬である。統合失調症の治療などに用いられ、強い不安や焦燥、幻覚を抑える効果がある。抗うつ作用がある。躁と予防に有効性がある。ドーパミンが多すぎれば遮断し、少なければドーパミンを刺激する、というような作用があると言われている。(参考文献:薬局の説明書、『双極性障害(躁うつ病)のことがよくわかる本』『双極性障害―躁うつ病への対処と治療』

 

 <ロフラゼプ酸エチル錠1mg>

 エビリファイに加えて処方された。精神の緊張による様々な症状を改善し、不安を和らげ、気持ちを落ち着かせる薬である。筋肉の緊張を和らげる作用もある。ベンゾジアゼピン持続性心身安定剤である。神経症心身症における不安・緊張・抗うつ・睡眠障害に効果がある。(参考文献:薬局の説明書、ロフラゼプ酸エチル錠1mg「サワイ」|ミナカラ薬辞典

 

 <ラミクタール錠25mg>

 前回の診察で処方された。脳に作用して、神経の過剰な興奮を鎮め、痙攣発作を抑える薬である。また、気持ちを落ち着かせる作用もある。一般名はラモトリギン、最も新しい気分安定薬である。元々は抗てんかん薬として使用されていた。双極性障害の、特にうつ状態の再発予防に有効という特徴がある。うつ状態の改善にも有効な可能性がある。(参考文献:薬局の説明書、『双極性障害―躁うつ病への対処と治療』

 

 今後は、常備しているポーチに薬2日分を常に入れておくことに決めた。